高齢者・児童・障害の各分野において多様化する福祉ニーズに対応するため、これを支える福祉人材を確保するとともに、その資質向上を図ることが喫緊の課題となっています。そこで、新しく入職された方はもとより、福祉の職場で現に就業している職員に対して、現在の仕事に対する魅力や満足度を高めて定着を促進するための研修機会を提供していく必要があります。
このため、県と本会との協働で策定した研修体系の見直しを行い、職員の階層とそれに応じた到達目標を設定し、必要となる能力レベルを明確化するなどで、求められる人材像と高めたい知識・スキル等を整理いたしました。
これに基づき、福祉分野全般にわたる基礎的な知識を有する人材を育成するとともに、地域包括ケアシステムを支える介護支援専門員の資質向上をはじめ、認知症高齢者、発達障害児などの専門性が求められる分野に対応できる人材の養成も進めるなど、多様なキャリアアップやスキルアップするための研修を充実するとともに、経営者や施設管理職員に対するマネジメント力の一層の向上を図るための研修についても引き続き充実・強化することを目指します。